11.レリーズの延長コード作成
最近は野鳥の写真も撮るようになったが、今年はモズの巣3箇所とヒヨドリの巣2箇所を見つけた。
親が餌を与えるところを撮りたい思っている。枝や葉っぱ覆われていて撮影は難しいが、それ以前
に鳥の巣のある木に近づくと警戒して親鳥は巣に入りません。
 そんな訳で最低でも10m離れた所でシャッターを押すことの出来るレリーズのが欲しくなった。
価格をWebで調べたら、キヤノンリモートスイッチRS-80N3の価格はキャノン純正品は5200円
(ビックカメラ)で、延長コードはタイプが異なるが10m品で約10000円だった。レリーズコードを中間
で切断しそこに10mの別のコードを接続するだけの話なのに、そのために15000円掛けるのはバカ
バカしいので、自作することにしました。費用はレリーズ358円+送料210円と延長コード関連
100円×3=300円でトータル868円で出来たので1万円以上儲かった気がした。
(各写真はクリックで拡大表示になります。また、このページを参考にして同じ物を作成するのは自由ですが、
 純製品の10分1以下の超安い関係で機能面が多少心配です。自作使用は各人の責任で行って下さい。

(1)準備する材料

キャノン Canon用 リモートスイッチ RS-80N3 互換品 レリーズ

価格:358円
(2012/5/20 18:11時点)
感想(2件)


●レリーズは358円で(送料210円)購入。(対応機種など詳細は上記クリックして広告を参照)
●延長コードは100円ショップで探したが、この電話線の5m「6極4芯」が一番安かった。テレホン
  コードは適度に柔らかいしコードがグジャグジャになって解けなくなる事もないので使いやすい。
●中間プラグ(これもDAISOにあり100円)で購入。


(2)コードの接続準備

[1] レリーズコードを中間で切断。
[2] コードの覆いをムク(写真の左側コード)

[3] テレホンコードの両方付いているプラグの片方を取り去る
[4] プラグを削除した線の覆いをムク(写真の右側コード)

※この写真ではコードは1本しか写っていないが、実際はレリーズコードを中間で切断し、カメラ
  接続側とスイッチ側の2本となります。


(3)各コードの線処理

[1] 各線とも約1cmの銅線を出す
※ レリーズコードは簡単にヨリ線を出せたが、テレホンコードは細い銅線が3本入っているが、
   非常に細く綿糸も一緒に巻いてあり切れ易いので注意が必要。 
   
◆ 今回の作業の中で3本を問題なく剥き出しにするのが一番難しい作業でした。覆いビニール
   をライターで焼いて、爪で銅線3本を出したが一瞬熱かった。


(4)各銅線を半田付け

[1] 両コードの赤色線と赤色線の銅線を巻きつけて半田付け
[2] 両コードの黄色線と黄色線の銅線を巻きつけて半田付け
[3] レリーズ側の白色線と電話線の緑色線の銅線を巻きつけて半田付け

◆ どの色線同士を接続しても問題ないが、誤接続を避ける為になるべく同じ色線どおしにした。
※ 切断したレリーズコードの反対もこの(2)〜(4)の作業を行う。


(5)完成図

[1] 半田付け箇所にビニールテープを巻く
[2] 2本のテレホンコードは中継プラグに接続する

※ 更に1本のテレホンコードと中継プラグを使用すれば5m延長し15mになります。
※ 量販電気店では「6極4芯」は10mのも売っておりそれを付ければ20mになります。  
  (なお、電気店で10mコードは1000円で中間プラグ1個300円ですが、100円ショップでは、
   5m×2=200円、中間プラグ2個で200円であり、1300円-400円で900円安く済みます)

■ 15mで問題なく動作を確認した。多分30mでもOKと思うがマックス長は未確認です。

(6)使用例

毎日散歩しているコースでモズが植木に入るのを見かけたので確認したら巣がありました。
写真のように狭い私有地の路地であり、巣の見える場所は巣から3mの所のみです。したがって、
親鳥が警戒しないで巣に入る撮影にはレリーズの延長コードが必要です。

自作した延長コードを使用したが撮影は成功しました。下記(7)がその写真です。

<追記>
書き忘れましたが、私道でありもちろん断って撮影しましたが、家の方は巣がある事を知らなかった。


(7)撮った写真例
ピント合わせが難しいが次回はレンズをマニュアル(M側)で撮ってみる。

また、子供が口を開けて餌を受け取っている写真を撮りたいので、子供が大きくなった時再度
同じ位置で撮って見ます。

<最終評価>
スイッチを半押しで「シャッター速度と絞りの設定」「レンズのピント合わせ」も正常に行われますが、
少し強く押すと全押しになってしまいシャッターが切れてしまった。半押しについて練習したが、
このスイッチの特徴は、丸いボタンを、握っている手の手前側(コードの出ていない方)に少し押せば
半押しになりました。半押しで練習が必要だったがそれ以外で使用上の不便や問題はありません
でした。もし、このページを参考に同じ物を自作した方がいたら評価・感想を頂けると嬉しい。


<追記 2014/05/18>
上記紹介の15m延長レリーズは便利でよく使用していましたが、川の対岸でチャッターを切るケースがでてきて、どうしても無線
が必要になり下記の最大到達距離300mのワイヤレスコントローラーを購入しました。(純正品34,000円に比べ1,800円は超安い)

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感想(5件)


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